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日本人から「考える力」を奪ったのはテレビ=それも国民洗脳教育の一環? [MyOpinion]

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日本人から「考える力」を奪ったのはテレビ=それも国民洗脳教育の一環?

日本の教育は考える力を育てないという話を書いた。理由は支配者が誘導しやすい国民を大量に育てるためだ。しかし、教育だけではない。生活面からも「考える力」が弱い人間に育てるための政策が取られたと思える。テレビだ。テレビは見る者を考えさせない。

次々に情報を繰り出して来る。考えている内に次のコーナーへ、CMへ。推理小説を読めば「誰が犯人か?」本を閉じて考えてから完結編を読める。が、2時間サスペンスを見ていると、じっくりと推理できない間に「犯人はお前だ!」とヒロインが説明してくれる。

視聴者があれこれ考える必要はない。クイズ番組、報道番組、と情報は豊富だ。テレビを見ているとあれこれ知ることができる。が、ここまでもまた、「考える」という行為をしない。せいぜいクイズ番組でどーでもいい質問の答えを考えるくらい。それも考えるより知識を試されることが多い。それは暗記中心の教育現場と同じ構図だ。

こうして学校教育でも「考える力」を育てることをせず、家庭でも子供の頃からテレビを見て「考える」ことをしない。日本で生活していると「考える」必要がない。街に出る。デパートでは「エスカレーターから手を出すと危険です」と館内放送。駅では「電車が入ります。白線までお下がりください」とアナウンス。それに従えばいいだけ。何も考えなくても生きていける国だ。

かつて同世代の大学生たちの会話を思い出すが、どこどこの会社は急成長とか、やはり大手がいいとか、外資系がカッコいい。とか話すのだが、どれも聞きかじった情報を話しているだけ。その会社に対する自分の意見や考えを持つ者は少ない。情報から導き出した意見もない。大学生だけではない。今も近所の喫茶店へ行くと、経済について語っているマスターがいる。この人、違うな!と思って聞いていると昨日見た「報道ステーション」のキャスターと同じことを喋っていた。

仕入れた情報を言葉にしているだけ。小学校時代から16年の教育。考える力を育てない授業。そして家庭ではテレビ。考える間を与えない番組。意見の押し付け。そんな環境で大人になった日本人の多くは考える力が貧弱な大人に成長する。この環境で「考える力」を持て、政府のウソを見破れ、マスコミのフェイクニュースに騙されるな!と言っても無理だ。でも、まだ間に合う。そして考える力があれば令和時代を生き残ることはできる。


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