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大学に行かず、専門学校を中退。好き勝手したことが今、生きている? [MyOpinion]

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大学に行かず、専門学校を中退。好き勝手したことが今、生きている?

「これからの日本人に必要なこと。生き残るために大事なこと?」と言う記事を書いた。その中で事情通の知人は「これからの日本は大学の4年間でバイトとコンパ以外に何をしたか?で決まる」と言う。自身を思い返してみた。僕は高校時代に「この教育はおかしい!」と感じ「勉強しても意味ねえじゃん!」と結論づけた。日本の大学には進学しなかった。のちにアメリカの大学に入学するが、それは数年後。

高校時代に「映画監督になる!」と決めた。

そのために必要なことをしようと、関東の映画学校に進む。授業料が高い割には学ぶことがない。夏前に登校拒否。同じドロップアウト組と毎日、宴会していた。その頃、日本映画に新しい風が吹いた。20代の若い監督が続けてデビュー、大森一樹さんと石井聰互さん。ともに学生映画をやっていた。8ミリ映画ブームが始まる。僕もカメラを手にした。ドロップアウト組と映画を作った。

今、考えるとそれが勉強になっている。

学校でいくら日本映画史を学んでも、シナリオの書き方を教わってもダメ。実習で監督できるのは50人のクラスで3人。そいつのために高額の授業料を払うようなものだ。8ミリ映画なら自分で監督できる。講師たちは「君たちはプロを目指すんだから、8ミリなんてやってちゃダメだよ」と言っていたが、その後、8ミリ映画を撮っていた連中が続々、プロの監督になる時代が来た。

机の上で「映画監督になる方法」と言う本を読んでもダメ。名作映画ばかり見ていてはダメ(見ることも必要だけど、他も大事)実際に映像を撮ってこそ勉強になる。カメラ、照明、録音、音楽、効果音、演出、編集、オーアバーラップ。本で書かれていることを暗記しても役には立たない。実際に撮影して体で覚えることが大事。

カメラのメカニズムを覚えた。

俳優(ま、友達だけど)とのコミニュケーション。監督の役割の大きさ、重さ。シナリオ、撮影、編集。宣伝も、全て自分でやるので、色々分かる。なぜ、プロのカメランのように撮れないか? 考えて研究する。機材か? 腕か? いや、レンズだ! 友人からは「いつまでフラフラ映画なんかやってるんだ? いい加減に現実を見ろ」と注意された。が、それらがベースとなり、今は映画監督業で生活している。

8ミリカメラとシナリオは高校時代から、編集は専門学校時代に独学。学生映画を5年ほど。3本の長編と数本の短編を作った。もちろん、それだけではない。留学体験。帰国してからのライター業。メイキング時代。それらの経験も大きい。ただ、あのまま専門学校にいたら、普通に大学に行ってコンパとバイトで過ごしていたら監督業には繋がらなかっただろう。

先の記事で事情通の知人が言ったように大学の4年間は大きい。僕がどうにか映画監督業ができているのは、あの時の経験が全てのベースになっているから。これからの時代。映画でなくても、同じことを求められると言う話。ひどく納得した。

その記事=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-09-14-6


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