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「自分さえ良ければそれでいいの!」という言葉で、国民は操られる? [MyOpinion]

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「自分さえ良ければそれでいいの!」という言葉で、国民は操られる?

缶コーヒーCMで大ブレイクした癒し系女性タレント。一時期CMに出まくっていた。1990年代だったか? 彼女が国民年金のCMにも起用された。まだ、今のように「失われた年金」が大騒ぎになるずっと前。でも、このまま年金を払っていても将来大丈夫?という世論が出ていた頃。年金を払わない若い層が増えて来たので、若い世代に人気のタレントを起用。「年金を払おう」という広告を打ったのだ。

CMでは歩道橋でダベるいかにもという若者二人。「年金なんて払わなくてもいいじゃん」と言っていると、彼女が現れて「自分だけ良ければいいの!」と厳しく指摘する。その言葉がものすごく引っかかった。しかし、それから20年以上が経ち、年金はどうなったか? 消えた年金は「最後のお一人まで」と言いながら、調査は打ち切りになった。実際に払っていたのに記録がなくなり、正規の額をもらえていない人は今もいるはずだ。(報道されないけど)

そして若い世代は払った額より安い額しかもらえない。さらに後の世代は払った額の半分。つまり、今のお年寄りのために年金を払い生活を支えているのに、自分の老後は支えられないということ。歳を取っても仕事をせねばならないということだ。これまさにCMタレントのセリフ通りだ。「自分さえ良ければいいの!」と言われ支払いを続けたら、他人は支えたが、自分の老後が危なくなった。

その件だけに関わらず、「自分さえ良ければいい」という言葉。先の記事にも書いたが、支配者が国民を縛るために、とても都合のいい言葉ではないか?と思えるのだ。仲間やコミュニティが大好きな日本人。その中で、わがままを言わさないためには「自分さえ良ければいいのか?」と問えばいい。「人はどうなってもいいのか?」という意味であり、他人のためには苦しみも分かち合えということだ。

しかし、それで他人が本当に浮かばれるのならいい。それが「消費税」のように「福祉のために使います」というので「自分さえ良ければいい」とは思わない真面目な日本人は受け入れ、5%8%と払い続けた。が、実は福祉ではなく金持ちの税金を安くした分を補填していただけだと分かる。

山本太郎さんも演説で何度も指摘した通り。つまり「自分さえ良ければいいの?」という言葉も、罪悪感を掻き立てるもので、「私は自分のことしか考えない利己主義で、冷酷な存在だ」と感じさせる。人の優しさにつけ込む、ズル賢い言葉だ。支配者に都合のいいマジックワードではないか?と思えてしまう。

これからは「自分が良ければいい。他人はその次」でいいのではないか? まず、自分を大事にする。それから他人。であることが、ダマされないためには重要かもしれない。

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